【カーラッピング事業】必要な開業資金や調達方法などを解説
近年、カーラッピングは自動車オーナーや企業からの注目を集めています。車のカラーを自由に変えるだけでなく、ボディ保護や広告媒体としての効果も期待できるため、個人ユーザーから法人まで幅広いニーズがあります。そのため「カーラッピングをビジネスとして始めたい」「独立開業してみたい」と考える人も増えています。
この記事では、カーラッピング事業の開業に必要な資金の目安や調達方法、資金を抑える工夫、さらに開業前に受講すべき講習会について解説します。
カーラッピング業で必要な開業資金は?
そもそもカーラッピング業とは?
カーラッピングとは、専用フィルムを車両のボディに貼り付け、カラーやデザインを自由に変更するサービスです。塗装と異なり、元の塗装を傷めずに剥がすことができ、個人のカスタマイズ需要から法人の宣伝用まで幅広い市場があります。
また、PPF(ペイントプロテクションフィルム)と呼ばれる透明保護フィルムも人気で、飛び石や傷から愛車を守る需要も拡大しています。

カーラッピングは高い技術力が求められる人気のカスタムサービス
必要な開業資金・内訳
カーラッピング事業を始めるにあたり、開業資金は 数百万円〜1,000万円程度 が目安です。規模や地域によって変動しますが、主な内訳は以下の通りです

天井高と広い作業スペースがあれば大型車両の施工も可能
■設備投資
ヒートガン、ナイフレステープ、作業台、照明など:約50万〜100万円
大型プリンターを導入する場合はさらに数百万円が必要ですが、単色ラッピングであれば不要です。

■車両フィルムの仕入れに
フィルムは各メーカーの代理店が切売の販売をしていることがほとんどです。在庫を抱える必要はありません。
LAPPSは3M™ジャパンの特約販売店であり安心の3M™フィルムを常時在庫しております。業販登録いただければオンラインショップから必要な分だけ発注可能です。

LAPPSの倉庫の様子
■人件費・研修費
- スタッフ雇用や講習会参加費用:数十万〜
■広告・集客費用
ホームページ制作、SNS広告、看板など:50万〜100万円
これらを合計すると、小規模な工房で500万前後、店舗型で1,000万円程度 の開業資金が必要になるケースが一般的です。
■開業資金の調達方法
「まとまった自己資金を用意できない」という場合でも、資金調達の選択肢はあります。
・日本政策金融公庫の創業融資
無担保・無保証で利用できるケースがあり、金利も低め。
・銀行からの融資
信用力や事業計画の精度が重要。地銀や信用金庫は相談しやすい。
・補助金・助成金の活用
小規模事業者持続化補助金やものづくり補助金などを活用できる場合もあります。

融資や補助金を組み合わせて資金計画を立てるのが現実的
カーラッピング業で開業資金を抑えるためのポイント
■① 初期投資を最小限に
大型プリンターは外注から始め、需要が安定してから導入するのがおすすめです。
■② レンタル・シェア工房を利用
ガレージやシェア工房を活用すれば固定費を削減可能です。
■③ 集客はSNSを中心に
InstagramやWEBで施工事例を発信。広告費を抑えながら集客効果大。
■④ 技術習得に投資する
カーラッピングはお客様の資産に関わる大切な車を扱うため、どんなフィルムを使うか・どんな施工を施すか・メンテナンスの説明・剥離について など、施工者自身が学ぶことが何より重要です。単に始めるだけではなく、常に新しい情報を取り入れ、知識と技術をアップデートし続ける姿勢 が信頼獲得につながります。
カーラッピング事業を始めるなら講習会から

最新情報を学び続ける姿勢が顧客満足度とリピートにつながる
カーラッピング事業を成功させるためには、確かな施工技術 を身につけることが最優先です。LAPPSでは、3M認定トレーナーによる講習会を定期開催しています。
・初心者向けの基礎講習
・実践的な中級編
・認定取得を目指す上級講習
と段階的にスキルアップできる仕組みです。講習会の詳細は下記ページをご覧ください。
カーラッピング業の開業資金について【まとめ】
カーラッピング事業の開業には、500万〜1,000万円程度 が目安です。
ただしフィルム在庫はLAPPSオンラインショップで業販対応しているため、初期仕入れの大きな負担は不要です。
資金調達は日本政策金融公庫や銀行融資、補助金を組み合わせるのが現実的です。また、初期投資を抑える工夫やSNSでの集客活用も重要です。
そして何より、確かな技術力が事業成功の鍵となります。まずは講習会に参加し、施工スキルと経営基盤をしっかり固めた上で、計画的に開業を進めましょう。